バッテリーを交換しました
SLK200 R172が我が家にきて約3年。
納車時に新品のバッテリーに交換されましたが、あまり乗らないこともあり1年点検や車検時に少しバッテリーが弱いですよと指摘されていました。
さらに、たまにセルモーターの元気が無いなぁと感じるときもあり、そんな時は充電器をつないで充電をしたりはしていました。
が、3年目を迎えるにあたり一念発起。
バッテリーを交換することにしました。
バッテリー交換作業実施
各種メモリーを保護
必要があるのかわかりませんが、ナビなどの登録内容が消えてしまわないように、バッテリー取り外し時の無給電時に備えOBD2経由で電源を供給しておきます。
各種メモリ保護に使用した機器は以下の二種です。
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カーメイト メモリーキーパー USB |
ODB2への給電はカーメイトさんのメモリーキーパー「SA203」を使用しました。
カーメイトさんのメモリーキーパー「SA203」はモバイルバッテリーからUSB接続によりOBDIIコネクターへの給電が可能なタイプです。乾電池による給電タイプ「SA202」もありますが、私はすでにモバイルバッテリーを持っていたのでこちらの商品を使用しました。
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フィリップス ジャンプスターター |
給電に使用したモバイルバッテリーはフィリップスさんのモバイルバッテリーです。こちらはモバイルバッテリーとしての使用以外に、不意のバッテリー上がりの際にジャンプスターターとしても利用できる製品です。12V車専用です。
結果的に、このメモリ保護が効いていたのかは不明なのですが、ナビの登録状況や車の各種設定、シートのメモリなどは消えていませんでした。
バッテリーを外します
ボンネットをメンテナンスモード?に
まずは通常通りボンネットを開けます。
そしてバッテリー交換がしやすいように、ボンネットをメンテナンスモード(?)と呼ばれる位置までさらに開けます。(勇気をもって手で強く押し上げます)
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ボンネットをメンテナンスモード(?) と呼ばれる位置までさらに開けます (勇気をもって手で押し上げます) |
これでバッテリー交換がしやすくなりました。
排水ボックスを外す
バッテリーは右ハンドル車の場合、助手席側の奥にある排水ボックスの下にあるので、まずこのボックスを外す必要があります。
排水ボックスは3か所のロックで留められています。奥側2か所は上記画像の位置にあります。さらに手前にも1か所ロックがあります。(私の車の場合、納車時からタイラップ止めでした(笑))
このロックは手で90度回すと解除されるので、3か所解除したら排水ボックスを抜き取ります。
バッテリーとご対面です。
納車時に付いていたバッテリーはCWORKSさんのバッテリーで型番は570 901 076 AGM L3でした。バッテリー上部に2020.08のメモ書きが確認できます。
バッテリーから端子を外す
バッテリーから端子を外します。
外すのは必ずマイナス端子から外します。端子は10mmのナットでしめられています。このナットは外さずに緩めるだけで大丈夫です。端子が外れたら手袋などを被せた後、これからの作業の邪魔にならない位置に養生テープで固定します。
マイナス端子が外れたら次はプラス端子を外します。こちらも10mmのナットを緩め端子が外れたら手袋などを被せ、これからの作業を邪魔しない位置に固定します。
バッテリー固定金具の撤去
次いでバッテリーを固定している金具の撤去に入ります。
上側は10mmのナットで止まっているので、これは完全に取り外しました。
下側のナットは13mmです。奥のほうにあるので、手持ちのエクステンションバーを連結させてこちらも完全に取り外しました。
バッテリーの撤去
固定金具が外れたらバッテリーを持ち上げ車体から抜き取ります。
ただバッテリーはそのまま真っすぐには取り出せない構造になっているので(右側が車体に干渉します)、バッテリーの左側(運転席)を上げ傾けた形で抜き取る必要があります。
ただでさえ20kg越えの重いバッテリーを変則的な形で抜き取らないといけないので、抜き取る際の作業写真はありません(笑)。
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バッテリー撤去完了 |
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車体より抜き取ったバッテリー |
抜き取ったバッテリーに付いているガス抜き用のL型ホースコネクターとホースは、新しいバッテリーに流用するので取り外します。
新品バッテリー
今回交換用に選んだバッテリーは
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VARTA SILVER DYNAMIC AGM 570 901 076 |
バルタさんのSILVER DYNAMIC AGM 570 901 076バッテリーです。
購入前に調べた結果、このバルタさんのSILVER DYNAMIC AGM 570 901 076バッテリーには2つのモデルがあるようで、モデル番号 E39がドイツ製、LN3が韓国製という事みたいです。
今回購入したのはモデル番号 E39のドイツ製のバッテリーです。
新品バッテリーの取付
相変わらず重いバッテリーを抜き取ったのと同じ感じで左側を上げた状態で傾けながら、車体に取り付けします。
ここまでくれば後は取り外したのと逆の手順で、固定金具の取付、プラス端子マイナス端子の順で(順序を間違えないように)取付を行います。
最後にガス抜き用とホースを車体の穴(多分この穴)に差し込みます。
そしてバッテリー上部に排水ボックスを取り付けたらバッテリー交換完了です。
お疲れさまでした。
交換後はエンジン始動も問題なく行われ、エラーもなし、先述の通りメモリ保護をしたおかげなのかは不明なのですが、ナビの登録状況や車の各種設定、シートのメモリなどは消えていませんでした。
最後に
バッテリー交換のまとめ
今回はDIYでのバッテリーの交換についての記事を投稿しました。
バッテリー交換を実際にやってみて感じたことを数点まとめてみます。
- メモリ保護はしておいたほうが良いような気がします
- バッテリーの固定金具を外すにはエクステンションバーが必須
- バッテリー本体の撤去、取付にはパワーが必要です(笑)
ちなみに今回バッテリー交換に掛かった費用は、メモリーキーパーとモバイルバッテリーは手持ちの物を利用しましたので、バッテリー代金22,000円だけでした。
メモリーキーパー「SA203」について
あと、別件ですが私がメモリ保護用に使用したカーメイトさんのメモリーキーパー「SA203」ですが、実は2代目なんです。
1代目のSA203は今回取り外したバッテリーを充電しようとした際に使用しました。その際OBD2ポートに差し込むのに固くてすごく苦労ました。そして充電が終わったので取り外そうとすると外れない。本当に外れません。最終的にラジオペンチを使用し、てこの原理で外せましたが、車体側のOBD2ポートが壊れるかと思うくらいです。また取り外す際この1代目は破損してしまいました。
商品のレビューを確認してみると私と同じような感想がたくさんあります。
- カプラーが硬すぎて引き抜くと簡単に壊れてしました。
- 差し込みがキツすぎる。でなんとか差し込み、抜けません。
- 差したは交換後カプラが外れず、プライヤーで挟んだら、バキバキと破損しそれでも外れない。手でグリグリと強行で外す。手では抜けない。バイスプライヤーで無理やり抜けました。
ただし私はほかにOBD2を利用した診断機も持っていますが、このような状態にはならないので、原因はカーメイトさんのメモリーキーパー「SA203」にあると思います。
2代目の購入前にあたり、なぜ差し込みと抜き取りが固かったのか。1代目の残骸を調査しました。するとなぜ固かったのかがわかりました。
コネクタにある真ん中の板が分厚いため、OBD2ポートに差し込んだ際に噛んでしまうのだと思います。
原因がわかれば
真ん中の板を紙やすりで削り、若干薄くしました。外側も軽く削ってあります。
真ん中の板を削った結果、今回のバッテリー交換の際に使用しましたがうまく抜き差しができるようになりました。
メモリ保護にカーメイトさんのメモリーキーパー「SA203」を使用されようとお考えの方への、ご参考になれば幸いと思い記載させていただきました。
今回はご訪問ありがとうございました。これからも是非お立ち寄りください。