カムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネス取付
ご無沙汰しております。
前回の投稿から3年近く経過しようとしていますが、その間色々パーツを付けたり車検を受けたり、相変わらずSLK200 R172を相棒とし、充実したカーライフを送っています。
それらをブログに投稿しようとしましたが、書きかけでキーボードを打つ手が止まってしまい、下書き状態の記事がどんどん溜まっていっている状態です。
いずれこれらを書き上げ順次投稿していこうと思っています。
さて本題に戻り今回久しぶりに投稿する内容は、DIYによるカムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネスの取付作業です。
カムアジャスター オイル漏れとは
私の乗るSLK200 R172に限らず、エンジン型式がM271 M272 M273などのメルセデスベンツには、カムアジャスターマグネット部分からのオイル漏れが定番のトラブルのようです。
これは避けられないトラブルのようですが、このオイル漏れの厄介なところは、漏れたオイルが毛細管現象によってハーネス(配線)内を伝って、エンジンコントロールユニット(ECU)内部へと流入し、最悪エンジンコントロールユニット(ECU)が損傷してしまうそうです。
以上により私を含めたユーザーは、カムシャフトセンサーからはオイルが漏れる事を前提とし対策ハーネスの装着は必須と思われます。
エンジンコントロールユニット(ECU)が損傷してしまったら、修理代金は数十万円かかるとのこと。とても痛い出費となります。
実は以前からこのカムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネスの取付を行おうと思っていたのですが、やっと実現することができたのでその作業内容等を今回投稿させていただきます。
カムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネス
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カムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネス |
今回購入したカムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネスです。
私のSLK200 R172にはカムアジャスターが2つ付いていますので対策用ハーネスも2本必要でした。
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カムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネス |
購入したカムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネスはMEYLE製の製品です。
メルセデスの純正ハーネスと迷ったのですが、特に複雑なセンサーでもない単なる配線なので、多少安く(1,000円くらい)手に入るMEYLE製を選択しました。
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カムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネス |
ちなみに純正の品番は2711506933となります。
では、早速取り付けていきましょう。
カムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネスの取付
まずボンネットを開け、エンジンカバーを取り外します。
するとエンジンの前側に問題児のカムアジャスターマグネットが見えます。
まずは比較的作業がしやすそうな、向かって右側(助手席側)からオイル漏れ対策用ハーネスを取り付けていきます。
まず既存のハーネスを取り外します。
取り外すにはコネクタのロックを外す必要があります。
コネクタ後部の白いロックをマイナスドライバなどでスライドさせ、スライド出来たら指で押し込みコネクタを外します。
無事外れました。
ここでコネクタをチェック。
幸いこちら側のセンサーではオイル漏れの症状は確認できませんでした。
この段階でコネクタがオイルに濡れた状態になっていると、カムアジャスターマグネットセンサーがオイル漏れを起こしているということなので、カムアジャスターマグネットセンサーの交換が必須となります。
さらに前述したハーネス(配線)内の毛細管現象による、エンジンコントロールユニット(ECU)へのオイル到達も気になるところです。
そのチェックは後回しにして、早速対策ハーネスの取り付けます。
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外したコネクタに対策ハーネスを取り付けます |
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対策ハーネスを カムアジャスターマグネットセンサー に取り付けます |
カムアジャスターマグネットセンサー/対策ハーネス/元のハーネスといった形で、元の配線に対策ハーネスを割り込ませるといった形ですね。
さてお次は向かって左側(運転席側)の作業を行います。
右側(助手席側)と同じ手順でコネクタを外し、こちらもコネクタの状態をチェック。
こちら側もオイル漏れの兆候はありませんでした。
早速対策ハーネスの取り付けと行きたいところですが、こちら側は若干狭くカムアジャスターマグネットセンサーへの差し込みがうまくいきません。
そこでYoutubeで以前観たことがある方法を採用。
このようにハーネスのコネクタをコの字に曲げタイラップで仮止めし、カムアジャスターマグネットセンサーのコネクタに浅く差し込みます。
浅く差し込めたらマイナスドライバーなどでロックするまでしっかし差し込み、仮止めタイラップを外して作業完了です。
反対側と同じように元の配線に対策ハーネスを割り込ませれば完了です。
最後に対策ハーネスを既存の適当な配線にタイラップで結束すればすべての作業は完了です。
では、念の為エンジンコントロールユニット(ECU)のコネクタ部分をチェックをしてみます。
コネクタはロックをスライドさせることで外すことができます。
コネクタを外した状態でのエンジンコントロールユニット(ECU)です。
特にオイル漏れが伝わっている状況ではなく、一安心です。
エンジンを掛け警告灯の類がついていないことを確認して、すべての作業が完了となりました。
最後に
先にも記載してありますがSLK200 R172に限らず、エンジン型式がM271 M272 M273などのメルセデスベンツには、
- カムアジャスターマグネットセンサーオイル漏れ
- 漏れたオイルが毛細管現象によってハーネス(配線)内を伝う
- エンジンコントロールユニット(ECU)内部へと到達
- エンジンコントロールユニット(ECU)の破損。
というどうしても避けることができない持病があるようです。
エンジンコントロールユニット(ECU)が損傷してしまったら、修理代金は数十万円コースらしいです。
とりあえずこのカムアジャスター オイル漏れ対策ハーネスを取り付けることにより、漏れたオイルがハーネス(配線)内毛細管現象により、エンジンコントロールユニット(ECU)内部へと到達することだけは避けられそうです。
今回の購入したカムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネスはMEYLEの製品で、1本あたり4,070円(税込)でした(2023/07/04時点)。
合計8,140円掛かりましたが、この出費で数十万円の修理を回避できると思えば安いものです。
もし貴方のSLK200 R172が、カムアジャスターセンサーオイル漏れに未対策の状況であれば、ぜひカムアジャスター オイル漏れ対策用ハーネスの購入と取り付けをお勧めします。
今回はご訪問ありがとうございました。これからも是非お立ち寄りください。